ロケット・マツ率いるアコースティックオーケストラバンド「パスカルズ」のドキュメンタリー。 1995年に結成され、幸福感に満ちた独自のサウンドで人気を集めるパスカルズ。「さかなのこ」「川っぺりムコリッタ」など映画・テレビドラマ・舞台の音楽も数多く手がけ、海外でもフランスを中心に高く評価されている。約25年間にわたって同じメンバーで活動を続けてきた彼らだったが、2020年4月、チェロを担当する三木黄太が急逝。コロナ禍の2021年春と翌22年春に開催された追悼ライブの模様を中心に記録し、“不在という在り方”を抱える彼らの音楽を映し出す。 監督は「奈緒ちゃん」「いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム」などのドキュメンタリー映画監督・伊勢真一。